Nao -なお-
過去のわたし
学生時代はバレーボールにバスケットボール、社会人ではボディーボードとスノーボードをしながらフィットネスクラブに通い、スポーツを身近にある生活を送ってきました。
しかし結婚を機に遥か彼方のヨーロッパで自由な生活を送り、週末はチーズやワインでパーティー三昧。「居酒屋なおちゃん亭」と呼ばれていた時期もありスポーツは観戦専門へ。。。
そのまま運動ゼロ生活続けたまま、日本へ帰国し数年後出産を経験。
特に暴飲暴食をしたわけでもないのになぜか腹囲が105cmまで伸び、産後自然には戻ってくれずダラダラ放置。その後、体型が戻らぬまま
第二子出産
(これがまた4000gを超えそうな巨大児でした)
もちろん体重はさらに増え、産後痩せる気配はまったくなく、お宮参りの写真におさまる自分の姿に愕然!!
全身どこもかしこも丸まるとしていて、歩くだけでゼェゼェ息切れしていました。これで2人の子供の育児をやっていけるのだろうかと心配になり、体力を付けようと「短期集中」を第一に強烈な負荷をかけ即効果の出そうな
加圧トレーニングへ週1回通い始めることに。
私だけのためのパーソナルトレーニングメニューは充実していて特別感もありました。加えて、担当のインストラクターがスーパーポジティブで、自分では気づかない2mmの体型変化だって盛大に褒めてくれ”やる気MAX”。
そうやって褒められながら通うこと10か月。
ボディメイクはできてきたし筋肉もそれなりについたけれど、、、いつも腰痛や肩の痛みに悩まされているツライ自分に気づきました。だって毎回トレーニングの後に全身マッサージへ直行していましたから。
これって??
体重が落ちてスタイルはよくなり、体力は付いても身体の不調は治らないのかな??
ピラティスとの出会い
そんな時、また日本を飛び出すイベントが突然やってきて生活環境がガラリと変わりました。子供を連れての引っ越しはストレスと緊張感のダブルパンチでいつも神経がピンと張りつめて、身体は不調でした。そんな時すでにインストラクターとして活躍していた友人の一言でピラティスと出会います。
「なんだか見ていると身体が悲鳴を上げている気がする」
そんなわけない!ない!加圧トレーニングをしてへこたれない身体を作り上げてきた私なのにって思いました。
でも「一度おいでよ」と友人に誘われ体験レッスンへ参加。レッスンを受けて衝撃!!
「え?これ運動??」
運動とは「動いた」という感覚とその後に起こる「筋肉痛」で達成感を得るものだと思っていたので、変化がなにもないレッスンに驚き、物足りなさを感じました。レッスンの最後に運動前後の身体の違いを質問され「違いはわかりません」と素直に回答してしまったくらい変化なし。すると先生が
「違いを比べてみた経験とキヅキが一歩前進だね」
と言ったんです。正直びっくりしました。キツくもツラくもないトレーニング。でも家へ帰ったら、身体は筋肉痛とはまた違う心地よい疲労を感じ、珍しくソファーで昼寝をしてしまったほどでした。
半信半疑のまま、週1回レッスンへ通い始め、毎回穏やかな空気が流れるスタジオで5~6パターンのトレーニング。
毎回身体の変化を確認するのですが、いつまで経っても違いが感じられず、私には向いていないのかもと思うこともありました。でも、一緒にレッスンしている生徒さんが私の後ろ姿を見て「全然違う!!」と驚いてくれます。
そう、スタジオに鏡がないので、視覚から身体の違いを判断できず、自分の感覚だけが頼りなのです。
違いに気づき始める
10か月程度通ったころ、ようやく身体の変化に気づき始めることができました。
右脚を伸ばしてトレーニングをしたら、一度左右の違いを確認。すると、身体のバランスが左右で違うのを感じられることができました。
今まで眠っていた身体の内側へのキヅキが目を覚ました瞬間でした
自分の内側に目を向けることによって、無意識に気を張っていた状態、私ががんばらなければという思い込みからも解放されていったような気がします。思い込みやがんばりから解放されると、肩の力も抜けて身体の不調もやわらいでいきました。
インストラクターの資格取得へ
キヅキが目を覚ますと、自分の身体の変化に敏感になっていきます。そして凝り固まってしまった箇所をそのまま放っておくことができなくなり、週1回から週3回レッスンへ通うほどになりました。
ピラティスをした日と、しない日の身体の違いもキヅキはじめ、もっと理論も知りたい、自分と他人の身体との違いも感じでみたいと思い、養成コースへ進み資格を取得しました。無事インストラクターとなり、レッスンを受けてくださったお客様が「腕が回せなかったのに、回るようになった~!」や「足裏がピッタリ地面に着いている感がする」などキヅキを感じてくれるとインストラクターになってよかったな~と思う瞬間です。
スタジオ開業にあたって
「キツイ」「ツライ」「クルシイ」ばかりが運動ではないということにぜひ気づき、自分の身体をすべて受け入れ、楽しみながトレーニングをし、眠っている内側のキヅキを呼び起こしていきましょう。
カラダとココロはつながっています。
いつも「周りと同じ動きができなかった」「次のステップにあがれなかった」「言われたことができなかった」「体重が変化しなかった」など外側の変化ばかりに気を取られココロを閉ざすのではなく、トレーニングをした後の少しの変化、気づけないと変化を比べてみた気持ち、モヤモヤしていた気分が晴れたなど、内側の変化を受け入れながら本来の美しい身体を蘇らせるお手伝いをさせていただけたらと思います。